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GPUコラム第2回 一般業務でもVDIにGPUが求められる理由

高性能GPUが普及している理由

VDIは、端末にデータが残らないセキュアな環境としてテレワークで利用されるケースが増加しています。業務で高性能なPCや大画面やマルチディスプレイを利用することは、生産性と効率化が求められている現場では有効な解決策の一つと言えます。しかしVDIによるテレワークで、ストレスない性能が得られているでしょうか?導入されたVDIではアプリケーションの処理が遅い、またフリーズしやすいなどの報告もあります。今回は、年々高度化する業務環境と、VDIにvGPU機能の必要性が高まっている理由を探っていきます。



リッチになる業務環境

業務で利用するソフトウェアやデバイスは年々飛躍的に進化しています。現在はどんな環境になっているか、改めて見てみましょう。

Windowsのグラフィックスニーズの増加
業務で利用する基本OSとして広く使われているWindowsは、バージョンアップするたびに要求されるシステム要件が高くなっており、Windows10ではこれまでで最もグラフィックを多用するOSになっています。Windows7と10を比較した場合、OSの動作だけで1.3倍の負荷が増加するという検証結果が出ています。グラフィカルなUIは使いやすくなった反面、軽快に使うためにはより高性能なGPUの必要性が増しています。

ソフトウェアの高度化
Windows10上で動作するソフトウェアは、今やGPUが無いと快適に操作できません。鮮明なテキストやグラフの表示、スムーズなスクロール、マウスのポインティング精度の向上には、GPUが必要です。特に業務で利用するオフィスソフトは、グラフィックアクセラレーション機能がデフォルトでONになっています。表計算ソフトや容量の大きなファイルを扱う場合のスクロールの重さやプレゼンソフトのページ遷移などに、不満を感じたことがある人も多いかと思います。GPUの導入は、CPU負荷とストレスを低減して生産性の向上に繋がると言えます。


リッチになる業務環境

出典元:NVIDIA


マルチ/4Kモニターへの対応
業務効率向上のため、一般のオフィスユースにおいてもマルチモニターの利用や、大画面4Kモニターの利用が増えています。より快適に仕事を行う環境にもGPUの効果が発揮できます。

WEBコンテンツの高度化
WEBコンテンツでもクライアントのGPUを利用した高度な表現や動画再生が必要になっています。企業サイトもPRや製品紹介に動画を多用しており、VDIでもスムーズな再生が求められます。またブラウザで利用する業務アプリにも、GPUのグラフィック処理が必要な場合があります。


作業環境の変化

昨今のテレワーク急増により業務環境も大きく変化しています。特にコラボレーションツール利用の急増に伴い、ますますVDI環境におけるGPUの重要度が高まっています。

ビデオ会議の増加
ZoomやSkype、Microsoft Teamsなどを利用したコミュニケーションの機会が急増しています。お互いの顔を見ながらのビデオ会議は、テレワーク時の意思疎通に有効ですが、vGPUがない場合、ビデオカメラをONにするとCPU負荷が高くなってしまうため、カメラの利用を禁止して運用する場合もあります。またビデオ会議に対応するスペックの端末をわざわざ別で用意したという例もあるなど、端末管理が煩雑になる場合もあります。

eラーニングやオンラインセミナー
在宅ワークで業務を行う社員に対しストリーミングによる勉強会、また企業向けのオンラインセミナーなど、今後さらに増加すると思われます。この場合もなどもオンラインで行うケースが増えています。vGPUの機能が、よりスムーズなストリーミング再生を可能にします。

まとめ

VDIのビジネスユースにおいても、vGPUの処理性能を利用する必要性が高まっていることがわかりました。VDIにvGPUを追加することは操作性の向上や生産性、効率化に大きな効果があります。投資対効果の高い施策になる可能性が高いため、VDIを利用している企業には快適な業務環境を実現するvGPUの導入検討をお勧めします。