はじめに

Windows10のサポート期限が3年を切り、Windows11への移行を検討している企業も多くなっているかと思います。昨今、増加しているサイバー攻撃への対策としても、セキュリティレベルの維持は欠かせず、OSバージョンアップは重要です。しかし、留意すべき点は多く、そもそも現在使用中のPCがWindows11のシステム要件に対応しているかといった確認も必要になります。今回は、Windows更改時の注意点や、セキュリティで考慮すべき点などをご紹介します。

OSをバージョンアップしないとどうなるか?

通常、Windowsのバージョンは、最低5年間のメインストリームサポートに加え、5年間の延長サポートが提供されています。合わせて10年のサポート期間が終わると、セキュリティ更新プログラム、また新たなサービスに必要となるプログラムの提供など、すべてのサポートが終了します。そのまま継続して利用することはできますが、サポート終了後に発見された脆弱性への対応が行われないため、悪意のある攻撃を受けやすくなります。このように、サポート終了後はセキュリティリスクが高まるため、サポートが終了する前に、速やかにバージョンアップすることが必要です。

Windows11へ移行する準備はできていますか?

Windows11へ移行する際の注意点

OSのバージョンアップ時には、いくつか確認・注意すべき項目があります。

●システム要件の確認
新たなOSがリリースされた場合、通常業務で利用しているアプリケーションが対応していなかったり、性能の低いPCでは動作しない場合があります。ソフト/ハードウェアとも、Windows11へ移行しても問題ないことを確認しておく必要があります。

・社内で利用しているシステムやアプリケーションの動作検証
・導入するPCがWindows11のシステム要件を満たしているか、また周辺機器などのハードウェア対応の調査

●PC・ソフトウェア移行方法の検討
移行する台数が多いほど、業務への影響を最小限にするため効率のよい導入、またバージョンアップ時のトラブルを避ける安全な方法が求められます。また、バージョンアップを機にPCを入れ替える予定の場合は、セキュアFATも選択肢に入れてもよいでしょう。

・企業活動の中断/停止を避け、安全な方法を検討すること
・デバイスを一元管理できる「セキュアFAT」の導入もおすすめ

詳しくはこちら
→ BXO Managed セキュアFAT
→ リモートワークにおすすめのBXO Managed セキュアFATの特長とは?

●データ移行方法の検討
各PCに保存されているデータのバックアップは、社内/社外関係なくバックアップできるクラウドストレージやDMaaSを有効に活用しましょう。

・Windows11移行後のデータ管理/運用を見据えた選択が良い
・利用場所、デバイスを問わず、データをクラウド上で一元的に管理するにはDMaaSがおすすめ

詳しくはこちら
→ BXO Managed DMaaS

●ポリシー設定方法の検討
バージョンアップ時の手間のかかる作業の一つに、基本設定/ポリシー設定があります。効率性と確実な設定が必要ですが、UEMを導入することで、企業内デバイスのポリシー設定等を一括管理することが可能になります。

・デバイスの多様化や、テレワークの普及などにより複雑化するエンドポイントでの運用では、適切なポリシー設定が必要
・OSやアプリケーションの自動アップデート、ポリシー設定などの一括管理には、UEMの導入がおすすめ。

詳しくはこちら
→ BXO Managed UEM

ゼロトラストの考えを導入する絶好のタイミング

大規模なバージョンアップは、業務環境を見直す絶好のタイミングとも言えます。近年、サイバー攻撃も複雑・巧妙化していたり、端末に関する運用管理面や利便性などに関する課題を抱えている場合は、これを機にさまざまなセキュリティに対応できるゼロトラストネットワーク思考を用いたクラウドサービスの導入やセキュアFATを検討してみてはいかがでしょうか。


・ランサムウェアをはじめとする企業を狙うサイバー攻撃が増加
・アップデートを機に、セキュリティの見直し/強化を図る
・すべてのアクセス/デバイス/ユーザーを監視・制御する考え方であるゼロトラストネットワーク思考を用いたサービスを活用し、セキュリティリスクへの対策を

まとめ

OSの移行作業は、規模/台数が大きくなるほど事前準備が重要になってきます。その反面、セキュリティや管理方法を大幅に改善できるよい機会でもあります。これまでの課題を洗い出し、解決へつながる移行が理想的です。最適な移行計画を策定し、十分な準備と余裕を持った上で、安全に最新環境へ移行しましょう。

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